じねんのことはり

「飯山は、雪にうずもれています」

飯山の雪囲い1

2003年の飯山の叔父の家の雪囲い
 

 上の写真は今からちょうど3年前、12月なかばに母の実家のある飯山を訪ねたときのもの。
 今年の豪雪で、災害救助法が適用され、飯山市に自衛隊が派遣された。緊急の雪かきボランティアも募っているそうだ。
 本家である北町に住む叔母と、飯山小学校の前に住む叔父に、お見舞いの電話をかける。 お見舞いと言っても何を言ったらよいのかわからない。屋根の雪は下ろさないとどうしようもないし、年をとっていても人手がなければやらなければならない。
 叔父のところは親戚が来てくれて、雪下ろしをしてくれると言った。玄関やそのほかは叔父は自分でやっている。去年大病をしてまだそんなに時間も経っていないのに、80歳を超えた叔父は今年も雪かきをしている。

飯山の雪囲い2
2003年の冬の飯山。叔父の家の庭の、一階部分前の雪よけ

 北町のほうはいとこ夫婦が雪下ろしをしているそうだ。たまたま隣が空き地で近所の雪捨て場になっているのだが、今は棄てられた雪が2階の屋根よりも高く積み重なり、限界のようだ。「雪を棄てるところもいっぱいなんだよ。」と電話に出てくれた従姉妹が言う。
 今年の飯山からの年賀状には、「この大雪の飯山から逃げ出したいです(90歳近い叔母から)」「飯山は、雪にうずもれています(一番若い叔母から)」と書いてあった。
 飯山小学校の前の叔父の家には蔵があり、子供の頃探検気分でここに入るのが好きだった。叔父は毎年、山の果実やら何やらで、果実酒を作る。
 

飯山の叔父の蔵

 蔵の梁には、
「×年 桜の実 ×月×日」 「××年 やまぶどう 11月××日 ×キロ」 と、白いチョークで果実酒を作った日が書かれている。毎年、記しているそうだ。
 それらに混じって、その年の春の雪どけの日が書かれている。
「13年 雪消 4/20」
 あれからしばらく、叔父の家には行っていない。
 少しでも早く、飯山の雪が消えますように。
 気が早いと思っても、そう祈らずにはいられない。
| じねんのことはり | 2006.01.08 Sunday |
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